キーワード
キーワード解説:
過酸化物を使用するホワイトニングは歯を白くするだけでなく、う蝕予防や歯周病予防の効果も認められており、これらの効果はホワイトニングプリベンションと呼ばれている。
ホワイトニング直後は歯の表面のペリクルが一時的に消失する。このタイミングでフッ化物やCPP-ACPなどを歯面に塗布すると、歯質に効率的に浸透するため、再石灰化の促進、脱灰の抑制、結晶性の改善が期待でき、う蝕予防につながる。また、ホワイトニングはバイオフィルムの病原性を高くする要因となるレッドコンプレックス(P.gingivalisやT.forsythia、T.denticola)などの細菌を減少させるという報告もされている。