キーワード解説:
Watahikiが考案した、矯正歯科治療による歯肉退縮を予防・改善し、さらに歯槽基底部の増大を可能にする歯周組織再生療法。2020年のThe International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry誌で発表された。
再生骨の成熟を意図的に遅くすることで術後の骨密度の急速な上昇を抑え、歯周組織再生療法後の矯正移動開始のタイミングに選択の幅をもたせることを可能としたことが特徴。矯正歯科治療前における唇頬側の歯肉のフェノタイプから歯肉退縮のリスクを判断し、結合組織のみを用いたO-PRO P1a、骨補填材を用いたO-PRO P1b、ムコグラフトと骨補填材を用いたO-PRO P2、骨補填材、結合組織、エムドゲイン®を併用したO-PRO P3の4種類を選択し適応する。