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心理的安全性

【読み】
しんりてきあんぜんせい
【英語】
psychological safety
【書籍】
歯科衛生士2025年7月号
【ページ】
108

キーワード解説

「心理的安全性」という概念は、1965年シャインとベニスが組織内での学習や変革がどのように進むかを研究するなかで導き出された。その結論は「組織の変革において、学習者が恐怖や不安を感じずに自己の意見を表明できる環境が重要である」ということであった。
その後、1999年にはエドモンソンが「チームの心理的安全性」という概念を提唱し、心理的安全性を「チームのメンバーが、対人リスクを恐れることなく発言や行動ができる環境」と定義した。エドモンソンの研究を有名にしたのが、Googleが実施した「プロジェクト・アリストテレス(Project Aristotle)」で、Google社内の180以上のチームを分析し「最高のチームとは何か? 成功するチームの共通点」を解明したところ、一番重要だったのが「心理的安全性」だった。