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埋伏歯の要因・発生頻度

【読み】
まいふくしのよういん・はっせいひんど
【英語】
causes and incidence of impacted tooth
【書籍】
JAO日本版2025年4号
【ページ】
124

キーワード解説

埋伏には全身的要因と局所的要因が考えられる。前者には、鎖骨頭蓋骨異形成症、くる病、内分泌障害などがある。後者には、歯胚の位置異常・形態異常、萌出スペース不足、乳歯歯根の吸収不全、過剰歯、腫瘍、歯牙腫、濾胞性歯嚢胞(含歯性嚢胞)、外傷、骨性癒着(アンキローシス)、歯肉の強い線維性肥厚・増殖などがある。また部位により原因の分布は変わり、Kokichは自著『埋伏歯impacted teeth』にて、上顎中切歯であれば、叢生、外傷、歯根湾曲、歯牙腫、歯原性嚢胞、過剰歯の存在が報告されているとまとめている。