育児・介護休業法
- 【読み】
- いくじ・かいごきゅうぎょうほう
- 【英語】
- act on childcare leave/caregiver leave
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2025年10月号
- 【ページ】
- 106
キーワード解説
育児・介護休業法(育介休法)は、出産・育児や家族の介護により一時的に就労が困難となっても、退職せずに働き続けられるよう支援する制度である。1992年に施行されて以来、社会情勢の変化に応じて改正が重ねられてきた。2025年4月の改正では、子の看護休暇の対象が学級閉鎖や入学式等にまで拡大され、対象となる子の範囲も小学校3年生修了までに引き上げられた。また、残業免除の範囲は未就学児までに拡大し、時短勤務が困難な業務における代替措置としてテレワークが新たに認められた。さらに、一定の要件の下、育休取得にともなう各給付金の支給率引き上げや時短勤務による賃金減少への補填制度も導入され、経済的支援が強化されている。