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保定期間に起こる咬合の変化

【読み】
ほていきかんにおこるこうごうのへんか
【英語】
occlusal changes during the retention phase
【書籍】
矯正治療の長期経過と保定管理
【ページ】
31

キーワード解説

Nandaらによれば、保定期間中の咬合の安定性に影響する要因は理論的に十分証明されていないが、咬合の変化については①治療で得られた咬合に特有の不安定性、②歯列・咬合の成長・成熟・加齢にともなう変化の2つに大別されるとしている。①は不正咬合の程度や治療内容により影響が異なり、①と②は互いに作用して複合的に生じる場合がある。また、遺伝的要素なども考慮が必要である。