タックマンモデル
- 【読み】
- たっくまんもでる
- 【英語】
- Tuckman model
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス2025年12月号
- 【ページ】
- 157
キーワード解説
タックマンモデルは、組織がどのように進化していくのかを理解するうえで、心理学者のTuckman(ブルース・W・タックマン)が1965年に提唱した考え方である。
タックマンは、チームが成熟していく過程を「形成期(Forming)」、「混乱期(Storming)」、「統一期(Norming)」、「機能期(Performing)」の4段階で説明した。のちに「解散期(Adjourning)」も加えられたが、基本的には4段階で整理ができる。まず形成期は、メンバー同士が探り合いながら役割を模索する段階である。次に、混乱期では衝突や摩擦が避けられず、組織にとって、もっとも不安定な時期になる。統一期では、ようやく役割分担が明確になり、信頼関係が芽生え始める。そして機能期では、全員が目的達成のために自律的に動ける高パフォーマンスの状態へと進化する。