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バーチャルゲーブルベンド

【読み】
ばーちゃるげーぶるべんど
【英語】
virtual gable bend
【書籍】
JAO[JournalofAlignerOrthodontics]日本版2025年No.6
【ページ】
111

キーワード解説

マルチブラケット装置で抜歯スペース閉鎖を行う場合、ボーイングエフェクトを防止するためにゲーブルベンドを組み込むのと同様に、アライナー矯正治療で傾斜を防ぐ力を組み込むこと。有限要素法による解析では、第一小臼歯抜歯スペース閉鎖時にアライナーに15°のバーチャルゲーブルベンドを組み込むことで、中切歯の舌側傾斜を防ぐことができるとされる。ただし、治療計画ソフトウェア上ではアライナー1枚あたり1°しかアンギュレーションを設定できないため、実際には目的の最終位置まで複数枚を重ねて累積的にゲーブルベンドを設計することになる。