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デジタルオーバーコレクション

【読み】
でじたるおーばーこれくしょん
【英語】
digital overcorrection
【書籍】
JAO[JournalofAlignerOrthodontics]日本版2025年No.6
【ページ】
124

キーワード解説

デジタル機器を用いた矯正歯科治療において設定されるオーバーコレクション(過矯正)のこと。矯正歯科治療において、最終段階の仕上がりや後戻りの発生をあらかじめ見越し、意図的にやや過分な歯や顎の移動を行い、治療終了後の歯列安定性の向上を図ることをオーバーコレクションという。従来の矯正歯科治療では他の矯正装置やエラスティックなどの補助装置を併用するが、デジタル機器を用いるアライナー矯正治療などでは、歯科医師が治療計画を精査してあらかじめソフトウェア上で大きな移動量を設定したり、アライナー枚数を増やしたりすることでオーバーコレクションを加えることがある。適用理由の例として、想定と実際の移動間の誤差が想定される、後戻りが想定される、などが挙げられる。