トランジショナルエリア
- 【読み】
- とらんじしょなるえりあ
- 【英語】
- transitional area
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2026年4月号
- 【ページ】
- 64
キーワード解説
トランジショナルエリアとは、歯の4つの面(頬側面・舌側面・近心面・遠心面)の移行領域のことである。丸みを帯びながらスムーズに隣接面へ移行している形態が望ましい。これらは解剖学的観点からは大きな歯冠と細くくびれた歯根形態を移行的につなげる役割を果たし、この4つの歯冠隅角に丸みをもたせることで、歯根へ形態的ギャップ(段差)なく移行し、プラークの停滞を防ぎ、なおかつ清掃しやすい形態となっている。大臼歯の補綴装置においては、歯間ブラシによる清掃で歯間部の歯肉を角化させ、コルをなくして歯周組織の生物学的恒常性と清掃性を高めるためにトランジショナルエリアから隣接接触点直下への形態を絞り込む補綴的対応(形態変化)を施す。