目次
第1章 審美修復を成功に導くための考慮事項
1.インプラント治療特有のリスクファクターを探る
1‐1.術後症例から学ぶインプラント治療特有の問題点の解明
2.生物学的リスクファクターに基づく治療概念(1)RidgeDeformitiesに対する術式選択
2‐1.抜歯後の硬・軟組織の吸収から考えるインプラント埋入の時期と方法
2‐1‐1 インプラント埋入時期
2‐1‐2 インプラントの埋入方法の選択
1文献から探る抜歯即時埋入の変遷と優位性
2インプラント埋入方法の選択
3.生物学的リスクファクターに基づく治療概念(2)生物学的幅径を考慮した術式選択
3‐1.生物学的要件から理想的な外科および補綴術式を考える
3‐1‐1 唇側歯肉レベル
3‐1‐2 歯間乳頭の維持と再生
1単独歯欠損、インプラント‐天然歯間
2インプラント間、インプラント‐ポンティック間
4.生物学的リスクファクターに基づく治療概念(3)ArcConceptの応用
4‐1.粘膜貫通部の形態修整に伴う歯肉レベルの変化を知ることがキー
Summary‐1 インプラント周囲組織の予知性を考慮した治療概念
Summary‐2 外科的治療計画
第2章 インプラント審美修復のための診査、診断
1.診断用ワックス・アップとテンプレートの重要性
1‐1.インプラント治療の成否を左右する因子と診査、診断の重要性
2.テンプレートの製作と応用
2‐1.診断用ワックス・アップ
2‐2.診断用テンプレート
まとめ
第3章 外科的治療計画と治療戦略
1.抜歯即時埋入の治療戦略
1‐1.必要とされる前処置の診断基準とその実際
前処置1 MTM。適切な歯肉レベルとインプラント・スペースの確保
前処置2 プロビジョナル・レストレーションによる顎位の改善とMTMによる歯冠スペースと歯肉レベルの改善
前処置3 保存可能な残根を削合して唇側歯肉レベルの改善と厚みを確保
2.抜歯即時埋入の外科的治療戦略
2‐1.フラップレス埋入を再考する
2‐2.フラップレス抜歯即時埋入の外科術式と考慮事項
2‐3.ギャップへの対応処置を考える
1方法
2臨床術式
3ギャップの測定方法
4唇側骨の厚みの測定
5術後評価
6結果
7考察
8結論
実験群に使用した代表的な臨床例の術後結果の評価
ここまでの統計処理および術後結果から考えられる
抜歯即時埋入の新しい治療戦略
3.待時埋入(Delayed、Late)とHealedSite埋入の外科的治療戦略
3‐1.待時埋入の治療計画を考える
3‐2.StagedApproachの実際
4.一次外科手術
4‐1.インプラント選択と埋入位置
4‐1‐1 インプラント選択と近遠心的位置
4‐1‐2 頬舌的埋入位置と頬舌的軸方向
4‐1‐3 埋入深度
1欠損に応じた埋入用テンプレート
2一次外科手術時に考慮すべき事項とその基本術式の実際
3GBR法を併用したインプラント埋入
5.二次外科手術
第4章 ラボとの連携による上部構造の製作
1.補綴的考慮事項
1‐1.スカルプティング(粘膜貫通部の形態修整)と最終印象採得
1‐2.アバットメントの選択
2.アバットメントと上部構造の製作の実際
2‐1.生物学的背景に基づいたランニング・ルーム設定の重要性
2‐2.審美性、生物学的要件を考慮した直接法によるアバットメントの
製作手順と考慮事項
2‐3.アバットメント装着後のトラブル対応
3.チェアサイドにおけるプロビジョナル・レストレーションの調整
4.形態の設定(適切な歯冠形態の付与)
Column1 直接法印象によるチェアおよびラボサイドの流れ:上顎犬歯
5.術後経過症例からの考察
5‐1.上部構造の破折から考えられる使用すべきマテリアルと製作時の考慮事項
5‐2.犬歯単独歯欠損症例の側方ガイドをどうするか
5‐3.アバットメントの角度補正の影響は
第5章 メイン症例の治療段階別解説
症例1 晩期残存の上顎乳犬歯に対する1回法抜歯即時埋入
症例2 待時埋入における2回法変法一次外科手術により、審美性の回復を図った症例
症例3 MTMを応用後に1回法抜歯即時埋入で、審美性および機能性の回復を図った症例
症例4 StagedApproachと上部構造形態カントゥアの改変により、
審美性の回復を図った上顎中切歯並列欠損症例