目次
第1章 CTが語るサイナスリフトの真実
A.上顎洞の生理
上顎洞と上顎洞粘膜
B.上顎洞の診断はCTで!
上顎洞の病変はCTでしか評価できない
C.サイナスリフトの原理と術式
D.サイナスリフトの落とし穴
1.術前:上顎洞の病変を見逃すな
2.術中:CTでイメージトレーニング
・上歯槽動脈に注意
・上顎洞の形態は複雑(隔壁)
・頬骨下陵部の骨は分厚い
・上顎洞内側の粘膜を十分に挙上する
・上顎洞内側の粘膜を十分に挙上したにもかかわらず吸収が生じることも
・上顎洞粘膜が破れたら
・サイナスリフトとフィクスチャーの同時埋入は安全か?
3.術後:CTで判明した新事実
・術後1週間に上顎洞粘膜は爆発する-臨床研究から-
・術後1週間に上顎洞粘膜は爆発する-トラップドア部の不完全閉鎖での減張切開(GBR)は危険
・術後1週間に上顎洞粘膜は爆発する-チタンメッシュの穴がβ-TCP顆粒より大きいと意味がない
・術後1週間に生じる上顎洞粘膜腫脹の圧力はかなり強力:コラーゲン膜の設置だけでは不安
・トラップドア部は強固に閉鎖を
・ドレーン挿入で腫脹を軽減
・術後1週間に生じた上顎洞粘膜の腫脹が原因と考えられた術後感染
・サイナスリフトのリカバリーは難しい(1)
・サイナスリフトのリカバリーは難しい(2)
・サイナスリフト後の上顎洞炎に対するリカバリー
・術後2~3年で、造成した骨は皮質骨と海綿骨に分かれる
・非吸収性の人工骨を用いたサイナスリフトの術後評価は難しい
第2章 CTが語るソケットリフトの真実
E.ソケットリフトの原理と術式
ソケットリフトの基本事項
F.ソケットリフトの落とし穴
ソケットリフトにおけるインフォームドコンセントは非常に重要
上顎洞底の形態とフィクスチャーの埋入方向がポイント
鼻腔底のラインを上顎洞底と誤診しない
フィクスチャーの上顎洞内迷入
ソケットリフト部で骨結合は獲得されているのか?