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  • YEARBOOK 2021 CR修復の臨床最前線
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    YEARBOOK 2021 CR修復の臨床最前線

    臨床家15人の最新適応基準,コンサルテーション,治療テクニックとマテリアル
    A4判変型 / 214ページ / 2021-01-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0789-6
    定価 7,040円(本体 6,400円+税10%)
    クイントコード:17560
    モリタコード:208040756
    CR修復の“今”を知る!
    その器材と技術が飛躍的な進化を遂げたことで、CR修復は現在、以前であれば補綴治療が適応となる欠損形態の回復や、審美的表現をも一部可能にしている。しかし、それには接着材料や器具、充填技術などの歯科接着に対する十分な理解と患者へのコンサルテーション、また患者のアドヒアランスも重要となる。本別冊は、これらの事項を斯界の重鎮および気鋭著者が症例とともに解説。さらに総論として2021年最新トピックス解説も掲載する。

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評者:品川淳一(東京都/上野品川歯科・矯正歯科)

 昨今,評者の歯科医院には「“ダイレクトボンディング”で“すきっ歯”を治してほしい」といって来院する患者がいる. 近年の接着歯学の飛躍的発展によるコンポジットレジン(以下,CRと略)修復の臨床応用範囲の拡大が,歯科医師はもちろん,世間一般にも広く知られ,求められる時代になってきたということだろう.本別冊は,そのような患者の希望に応えるための格好の参考書である.
 本別冊は,Part 1 とPart 2 の2部構成である.まず,Part 1 では,斯界を代表する秋本尚武先生が,「コンポジットレジン修復アップデート─ これまでの10年とこれからの10年─」と題して,CR修復材料や技術の変遷と現在地をコンパクトに,かつ過不足なくまとめられている.秋本先生は同論文で「いくら材料が進歩してもそれを使う歯科医師の考え方と技術が追いついてこなければせっかくのすばらしい材料と治療法が患者に提供されることはない.歯科医師の接着修復に対する捉え方と考え方,そして治療技術の進歩が大切である」と書かれているが,本別冊では,まさにこの「接着修復に対する捉え方と考え方」をPart 2「私のCR修復の現在の臨床的位置づけと最新ケースプレゼンテーション」で学ぶことができる.
 Part 2 は, ①CR修復の適応,②コンサルテーション,③臨床例,④臨床(材料)のテクニック,⑤使用材料,を15人の気鋭臨床家がそれぞれ解説していく論文構成となっている.多くの場合,歯科臨床の治療法は患者(性格,職業,経済状況,居住地,医療観等)と歯科医師(性格, 開業地,診療方針,医療観,技術,経験等)が個々に有するさまざまな要素が掛け合わさって決定されるもので,その正解は1つではないと評者は考えている.それゆえ,本別冊でも,①と②は十人十色の内容なのが興味深い.ちなみに,評者は自院の開業時,自身の専門性(保存修復科の大学院を卒業)と照らして,どのような診療スタイルとするかで相当悩んだ.それゆえ,とりわけ②のコンサルテーションで各著者が詳述しているa.治療法の説明の仕方,b.保険か自費かなどの料金体系,c.予知性の考え方とその補償内容,d.メインテナンス等は,共感したり,斬新な考えに驚いたり,非常に楽しく読めた.
 ③の臨床例は,CR修復のトップランナーが著者なので見ごたえ十分.5人の著者は,臨床例の一部を動画を交えて解説されており,その理解の大きな助けとなっている.③のすばらしい臨床例を生み出す技術や材料,器具についても,④や⑤で紹介されている.これからCR修復に本格的に取り組もうという読者諸氏は,本別冊を手に取り,まずは気になる著者,あるいは目標とするCR臨床像を見つけられて,その材料,器具を“完コピ”してみるところから始めてはいかがだろうか.
 いずれにしても,本別冊が読者諸氏の明日からのCR修復に新しい何かをもたらしてくれることは間違いないだろう.

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