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  • マイクロデンティストリー YEARBOOK 2021
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    マイクロデンティストリー YEARBOOK 2021

    Withコロナ時代のマイクロスコープ活用法
    ~感染対策の実際から拡大視野が可能とする精密治療まで~
    A4判変型 / 178ページ / 2021-04-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0804-6
    定価 6,050円(本体 5,500円+税10%)
    クイントコード:17720
    モリタコード:208040772
    マイクロスコープに特化した本邦唯一の別冊
    記念すべき第10弾である「2021年版」。「巻頭カラーアトラス」、「マイスタイル顕微鏡」、「マイクロネイティブ世代は、マイクロをこう使う!」、「私のミラーテクニック武者修行」、「学会誌MICRO翻訳論文」、「マイクロを使いこなす! 気鋭プレゼンテーション」、「認定歯科衛生士取得のための手続きとステップ」、「Products Information&Case Presentation」の充実のラインナップ。

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【オンデマンド版について】


1.オンデマンド版とは

弊社ホームページ会員様向け限定のサービスです。
絶版の書籍で、お客様からのご要望が多いものをオンデマンド印刷で製作いたします。
これによって、これまで重版・復刊できなかった書籍がお求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

・ご要望を受け製作いたしますので、注文後のキャンセル及び返品はできません。
・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
・製品の性質上インターネットによる販売(クレジットカード or 代引き)に限定させていただきます。


【オンデマンド版希望カウンターとは?】


このサービスは、会員様限定のサービスとなります。
このたび、絶版となった書籍をオンデマンド版という形で、お客様にご提供するサービスを開始いたしました。オンデマンド版希望カウンターとは、お客様のニーズをお知らせいただき、小社にて次のオンデマンド版作成に向けての参考にさせていただくものです。

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※・これはご予約ではなく、また購入を確約していただくものではありません。
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【オンデマンド版について】

1.オンデマンド版とは

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2.ご注文にあたっての注意

通常の書籍とは異なりますので、以下のことにご注意ください。

・完全受注生産ですので、発注後のキャンセルはできません。

・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。

・製品の性質上インターネットによる販売に限定させていただきます。

評者:勝山英明(神奈川県・医療法人社団さくら会理事長,一般社団法人ITIジャパン理事長)

 このたび,『マイクロデンティストリーYEARBOOK 2021』(日本顕微鏡歯科学会・編)が出版された.まことに喜ばしい限りである.評者自身も外科用顕微鏡を使用して20年近く経過してきているが,当時と比較するとまさに歯科界において完全に認知され,その有効性が認められたといえよう.黎明期においては,マイクロスコープは一部のマニアックな歯科医師のみが使用するものとして考えられていたが,現在ではマイクロスコープは根管治療においては必須であるのみならず,補綴処置から歯周治療および外科処置と歯科全般にその威力を発揮してきている.
 また,需要が飛躍的に増加したことにより,メーカー各社も新機種を発表してきており,性能の向上も著しい.PART 4 のProducts Information & Case Presentationに示されるように,デジタル機器の進歩と相まってマイクロヴィジョンの高精度化と情報の共有,結果として臨床レベルの向上へとつながった.
 では,内容をパートごとにみてみよう.PART 1 では巻頭アトラスとしてマイクロスコープを活用した審美修復治療というテーマで,現在のキーワードである低侵襲, 高精度,確実性を示す素晴らしい症例が提示されており,従来のマイクロスコープの適応が大きく拡大して発展してきたことを示している.ルーぺ等の拡大鏡との差がよく論議されるが,マイクロスコープはさらなる強拡大と明るさ,情報の共有と保存が可能であること,ポジションが術者にとって負担が少ないなど,別の用途で使用すべきものと考える.
 PART 2 ではマイスタイル, マイクロネイテイブ世代といったそれぞれの臨床スタイルから感染予防対策,さらには新しいさまざまなアイデアも示されており,非常に興味深い.今後はわれわれが想像だにしなかった境地をマイクロスコープの力を支えに切り開いていくのであろう.PART 3 の気鋭プレセンテーションではマイクロスコープをバネに伸びていこうという,パッションを感じる.さらなる飛躍を予感させる.
 マイクロスコープに関して術者とアシストの間の乖離が問題であるとかねてより考えていたが,歯科医師が術者であり,歯科衛生士はアシストといった図式から,歯科衛生士自身が術者という新しい展開も確立しつつある.学会認定歯科衛生士のプロジェクトが推進されていることも喜ばしい限りである.
 結論として,マイクロスコープは単に強拡大を獲得するためのインスツルメントではなく,見たことのない新たな境地へと誘う魅力的な伴侶となりうる.本書はこれまでのマイクロスコープの概念を打ち砕くインパクトをもっており, マイクロスコープ未経験者のみならず,経験者も新たな視点を得ることができるであろう.最後に編集委員長であり,日本における顕微鏡歯科のパイオニアである鈴木真名先生と編集委員の先生がたの多大な労力とその成果に心からの敬意を表すものである.

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