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【本誌のご注文方法】
「お問い合わせ」より、【お名前・郵便番号・ご住所・電話番号】をご入力いただき、【雑誌名・年号数・冊数】を明記の上お申し込みください。 代引き(送料一律660円)にてお送りいたします。
【オンデマンド版について】
1.オンデマンド版とは
弊社ホームページ会員様向け限定のサービスです。 絶版の書籍で、お客様からのご要望が多いものをオンデマンド印刷で製作いたします。 これによって、これまで重版・復刊できなかった書籍がお求めいただけるようになりました。
2.ご注文にあたっての注意
・ご要望を受け製作いたしますので、注文後のキャンセル及び返品はできません。 ・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。 ・製品の性質上インターネットによる販売(クレジットカード or 代引き)に限定させていただきます。
【オンデマンド版希望カウンターとは?】
このサービスは、会員様限定のサービスとなります。 このたび、絶版となった書籍をオンデマンド版という形で、お客様にご提供するサービスを開始いたしました。オンデマンド版希望カウンターとは、お客様のニーズをお知らせいただき、小社にて次のオンデマンド版作成に向けての参考にさせていただくものです。※
お客様がカウントアップされた書籍の販売が開始されますと、ご登録メールアドレスへ「販売開始お知らせ」メールをお送りいたします。ぜひこの機会にご利用くださいませ。
※・これはご予約ではなく、また購入を確約していただくものではありません。 ・諸事情により、オンデマンド版作成ができない場合もありますので、ご了承ください。
出版社が在庫を持たず、お客様からのご注文のつどに制作をする出版のことです。これによって、これまである程度の需要がなければ重版・復刊できなかった絶版本が、お求めいただけるようになりました。
通常の書籍とは異なりますので、以下のことにご注意ください。
・完全受注生産ですので、発注後のキャンセルはできません。
・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
・製品の性質上インターネットによる販売に限定させていただきます。
評者:丸尾勝一郎(東京都・三軒茶屋/恵比寿マルオ歯科・神奈川歯科大学) Digital Dentistryという言葉が本邦で初めて使われたのは,2011年11月に横浜で開催された第1回CAD/CAMミーティング(クインテッセンス出版株式会社主催,株式会社モリタ協力)だと記憶している.その当時は技工におけるCAD/CAMやインプラントにおけるガイドの活用などがメイントピックであった.翌2012年,ボストンに留学した評者は,口腔内スキャナ(以下,IOS)を臨床で活用している現場に遭遇し,「すごい時代が来る!」と確信したのが忘れられない. それから10年が経過した今,米国でのIOSの使用率が約50%であるのに対して,日本では10%前後といわれている.この差は,保険制度の差であり,“印象材による従来法印象”から“IOSによる光学印象”へのパラダイムシフトはすでに起きている.すべてがIOSに切り替わることはなくとも,技術的には日常臨床での印象のほとんどはIOSでできるようになり,“IOSによる光学印象”は新しい印象法として,世界中で採用され始めている.そして,新しい技術革新が起きた際には,かならず新しい技術書が必要となる. 本書は,評者が知る限り世界初の“IOSによる光学印象”の実用的教科書であり,その内容は他の追随を許さないほどの充実ぶりである. まず目次前の見開きページでは,国内で販売されている主要メーカー3 台のIOSの実寸大写真が掲載され,実機の大きさをイメージすることができる.CHAPTER 1 では,IOSの歴史や特徴などについてわかりやすく解説されている.CHAPTER 2では,補綴装置の製作方法が鋳造からミリングに変わることによる,デジタル対応の形成の注意点について豊富なイラストとともに詳細な解説がされている.CHAPTER 3 では,メーカー別の特徴や選び方をわかりやすく指南してくれている.圧巻なのが,CHAPTER 4 , 5 である.CHAPTER 4 は,“IOS活用編”と題し,IOSの撮影方法について事細かなステップ写真による解説がなされており,初めてIOSに触れる者でも直感的に理解できるような大変わかりやすい内容となっている.また,CHAPTER 5 は“IOS実践編”と題し,クラウン,インプラント,即日修復について, 実際のIOSの各ステップのPC画面と一緒に解説されており,明日から臨床に役立つ情報が満載だ. 各章の重要なパートには動画も用意されており, ページにスマートフォンをかざせば簡単に視聴することができるという至れり尽くせりの内容である. IOS自体はこれからも進化していくことが予想されるが,スキャンの原理,原則に基づいたテクニックは今後も不変であり,この教科書がバイブルになることは間違いないだろう.急速に変化するデジタル機器について,短期間にこれだけ豊富な資料を集め,わかりやすく解説された著者のおふたりの先生には,あらためて敬意を表したい.
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