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  • DXが加速する口腔内スキャナー完全ガイド 2022/2023
    この本の書評を読む
    別冊 ザ・クインテッセンス

    DXが加速する口腔内スキャナー完全ガイド 2022/2023

    著者: [監著] 馬場一美 [監著] 髙場雅之 [監著] 岩内洋太郎 [監著] 荒井昌海 [監著] 山羽 徹 [監著] 長尾龍典 [著] 神谷光男 [著] 中村昇司 [著] 貞光謙一郎 [著] 北道敏行 [著] 髙松雄一郎
    A4判変型 / 132ページ / 2022-03-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0861-9
    定価 5,940円(本体 5,400円+税10%)
    クイントコード:18250
    モリタコード:208040833
    国内販売中の口腔内スキャナー8社・20製品のスペック・拡張性一覧表付き
    「進化する口腔内スキャナー完全ガイド 2020/2021」の第2弾となる本号では、入門編と位置付けた前号から、さらに臨床での活用を掘り下げた。アプリケーションの多様化、各デジタルシステム・ソフトウェアとの連携拡大など、まさに歯科医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)の起点となった口腔内スキャナーの現在の到達点を解説する。巻頭特集の「国内で販売中の口腔内スキャナースペック・拡張性一覧」は必見。

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評者:十河厚志(株式会社デンタルデジタルオペレーション)

 現代社会において,何かを始めたい場合にはそれを評価する「情報」の収集が肝心となる.その「情報」でみずからの考えが変わったり,整理されたりもする.本書も口腔内スキャナー(Intra Oral Scanner, 以下IOS)を深く掘り下げて知るうえでの「情報」の一部になると感じた.
 評者が身を置く歯科技工業界ではチェアサイドより一足早くデジタル化の波が訪れたが,本格的な波は補綴材料としてのジルコニアの活用だろう.現在では一般的となってきたジルコニア材だが,今も昔も歯科用CAD/CAMの利用なくしては取り扱うことができず,すなわちジルコニア材を取り扱うには歯科用CAD/CAMを導入するしか選択肢がなかった.こうして歯科技工業界のデジタル化は少しずつ広がってきたが,CAD/CAM冠の保険収載によって爆発的に広がりを見せたのは周知のとおりである.残念ながらIOSの現状ではそこまでの独占性はなく,それこそが導入に踏み切れない,もしくはそれほど興味を持てない理由となっているのかもしれない.
 本書は巻頭特集, 製品紹介ページに大きく分かれ,前者はIOSの特徴と, 従来法の印象採得との比較や,発刊時点の国内で販売されているIOSのスペック・拡張性をグラフや一覧表を交えて細やかに紹介され,後者は各メーカーによるIOSの解説と,各IOSユーザーの先生方による補綴治療,インプラント治療,矯正歯科治療などへの臨床応用例や診断,カウンセリングにおける具体的な活用方法の紹介で構成される.
 現在のIOSを始めとした歯科用CAD/CAMの多くは「オープンシステム」であり,CADソフトウェアとは当然のことながら,CTや顔貌写真・フェイススキャン,顎運動測定器など,他の歯科用デジタル機器との連携の重要性かつ利便性において各治療の観点から紹介されており,今日のIOSはもはや印象採得をデジタル化する1 つのツールではなく,デジタルデンティストリーの入口として重要な役割を担っていることと感じさせられる.これらの連携の便利さを享受してしまうと,以前のアナログ法に立ち返ることの意味のなさが容易に想像できる.
 テクノロジーにおけるデジタル化はアナログの上位互換といった側面をもつが, 手技に至ってはアナログ作業がなくなることはなく, デジタルとアナログが互いを補い合い,いかに効果的に融合させるかが今後の歯科界のDX(デジタルトランスフォーメーション)の鍵となるだろう.本書ではIOSを万能な機器という位置付けではなく,不得意な部分も包み隠すことなく紹介されており,しかるべき着目点は「こんなことまでできるのか」と知ってもらえる驚きの臨床例の掲載であり,とてもすばらしい.いまだIOSを経験されていない先生方へぜひとも推薦したく,一方では既にIOSを活用している先生方やスタッフの方々,連携する歯科技工士の方々にも新たな発見や刺激となり得る期待の一冊である.

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