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  • 歯磨剤選び方ガイド

    絶版

    この本の書評を読む
    別冊 歯科衛生士

    歯磨剤選び方ガイド

    目的(ターゲット)に合った成分はどれ?
    著者: [著] 加藤正治 [執筆協力] 青田真穂 [執筆協力] 大島美江 [執筆協力] 鈴木裕美 [執筆協力] 鈴木由美子 [執筆協力] 渡邊晴日
    A4判変型 / 116ページ / 2022-03-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0863-3
    定価 4,290円(本体 3,900円+税10%)
    クイントコード:18260
    モリタコード:208040834
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    患者さんの口腔内の状態に合わせて、成分から最適な歯磨剤がわかる
    日々のセルフケアでは、歯ブラシなどによる機械的な清掃力に加えて、歯磨剤などによる化学的な清掃力も大きくかかわるため、これを使わない手はありません。本書では、歯磨剤に関する情報を整理するとともに、患者さんの実際の口腔内の状態をふまえてターゲット(目的)を設定し、それを起点に、対応する成分から実際の製品を選び出す方法をご紹介します。今、医院にある歯磨剤を有効に活用できるヒントが満載です。製品一覧つき。

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【オンデマンド版について】


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・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
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評者:内山 茂(東京医科歯科大学臨床教授)

 本書の著者とは,個人的に何度か食事をしたことがある.そのたびに,その温厚な物腰や話し方に魅了された.本書はそんな著者の性格そのままに,一切の気負いや誇張を排して終始穏やかな語り口で書かれている.「ですます調」の文章がなんとも心地よく,キャリアの長短にかかわらず多くの歯科衛生士さんの心をつかむに違いない.
 テーマは,「病院で処方される薬と同じように,一人ひとりの患者さんにとって必要なセルフケア製剤を歯科医院で処方することによって,セルフケアの成果を高めようとする予防的なアプローチ」である.著者はそれを「セルフケア処方」と名付けている.10年ほど前に初めてこの言葉を聞いたときは,「なるほど……」と深く首肯した.
 薬を正しく「処方」するには,その薬についての広く深い理解が必要なように,歯科用品の処方にもそれらについての多くの知識が求められる.ところが,メーカーが用意したパンフレットを熟読する歯科医師は思いの外少ない.また,一社のパンフレットだけでなく,各社の製品を横断的に解説された書籍も多くはなかった.本書を通して,ぜひ多くの歯科衛生士に「セルフケア製剤のプロ」として活躍していただきたい.
 Part 1 , 2 では歯磨剤の処方について,成分や清掃力,歯ブラシとの組み合わせなどの観点から詳述されている.脱灰を抑えたい,エナメル質を回復したい,露出象牙質を保護したい,ステインを除去したい,細菌や炎症,プラークを減らしたいなど,それぞれの場面で最適な歯磨剤がある.Part 3 ではそれらをふまえ,患者さんに合わせた処方のコツについてていねいな解説がある.Part 4 では各社の製品の特徴がわかりやすく比較検討される.いずれも,セルフケア製剤にはこれだけの種類と用途があったのかと驚かされる.本書を読み終わった後には著者の熱意に感化されてか,何となくしか理解していなかった自分が恥ずかしくなる.
 講演会などで著者が繰り返し話しておられるように,継続したメインテナンスがあたりまえになった昨今,とくに都市部の狭い診療室では,人数的にもユニット数的にも多くのメインテナンス患者さんを抱えるのが難しくなる.それを解決するには,患者さん自身による質の高いセルフケアにより,メインテナンス間隔を少しでも延ばしていくしかない.つまり「セルフメインテナンス」の発想である.そのためには,本書で語られるセルフケア製剤に対する深い理解と適切な処方が不可欠である.
 今回は歯磨剤とその周辺だけの解説にとどまっているが,当然著者はそれらを口腔内にデリバリーするための器具・ツール(各種歯ブラシや歯間ブラシ,フロスなど)にも多くの知識をお持ちのはずである. 新たに「器具・ツールの処方」についても執筆いただけると,さらにセルフケア処方のレベルが上がると思われる. 続編を期待したい.

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