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  • 歯周・インプラント治療における再生療法
    この本の書評を読む
    Flap stabilityとSoft tissue preservationからみた

    歯周・インプラント治療における再生療法

    リグロスとサイトランスグラニュールを中心に
    著者: [著] 船登彰芳 [著] 片山明彦 [著] 南 昌宏
    A4判 / 208ページ / 2022-05-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0870-1
    定価 16,500円(本体 15,000円+税10%)
    クイントコード:18340
    モリタコード:208040841
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    歯周・インプラント治療における再生療法は、新たなステージへ。
    歯周・インプラント治療における再生療法を成功に導くには、Flap stabilizationとSoft tissue stabilityを考慮した切開、フラップデザイン、縫合が重要な鍵を握っている。本書は、軟組織の創傷治癒や結合組織移植に対する多角的な視座の下、リグロス、サイトランスグラ ニュールなどを用いた多数の症例を、1,000枚超の写真、著者陣のオリジナルテクニックとともに解説。歯周・インプラント治療の新たな到達点を示す渾身の1冊である。

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評者:白石和仁(福岡県・白石歯科歯周再生クリニック)

 まず,著者の1人である船登先生だが,彼がもともとペリオ畑出身でペリオ好きでペリオの臨床に造詣が深いことは知っていたので「ついに書きやがったかっ!」の想いである.
 本書はリグロスとサイトランスを使用した再生療法症例が満載されており,これから両材料を使ってみたい,もしくはすでに使っているが使い方がよくわからないと感じている人にとって最適な書であるといえる.
 CHAPTER 1 では,リグロスとサイトランスの組成から臨床的な考察を含めて,この双方の再生材料を選択使用するに至った経緯が詳細に解説されている.
 CHAPTER 2 では,再生療法における基本的な注意事項を経て再生療法を成功に導くための軟組織の取り扱いについての要件が記されている.とくに南先生が書かれたFlap stabilizationの達成のための縫合において,手指感覚よりもむしろ視覚的なコントロールが重要であるというところが評者には目から鱗であった.また,再生療法にCTGを併用した場合,創傷治癒の初期段階においてCTGが創傷部の保護と血餅形成の安定化にどう寄与しているのかが詳細に述べられており興味深い.
 CHAPTER 3 では,再生療法の施術時においてCTG併用の有効性を示すとともに,術後に歯間乳頭を温存するために著者らが考案した新しい術式であるVIT TechniqueとHIT Techniqueの施術方法が紹介されている. 評者もほぼ同時期にHIT Techniqueと似たような術式を考案したが,船登先生が「おわりに」で書かれている15〜19行をぜひ読んでほしい.登る道は違えど,同じ山の頂点を目指している者たちは,段々と近づきながら,やがて山頂で出会うのだなぁと思うと感慨深い.
 CHAPTER 4 では,難易度の高い再生療法を行うにあたって,いかに術前の軟組織の評価が重要であるかが記され, ここでも新しい考え方である軟組織における難易度分類(Katayama・Funatoの分類)に沿ってマテリアルの選択やアプローチ方法の選択の仕方が豊富な臨床例を交えて提示されている.本章を中心となって書かれた片山先生は知見・手技ともに申し分なくいずれ日本のペリオの世界を背負って立つニューリーダーとして楽しみな存在である

  CHAPTER 5 では,リグロスとサイトランスをインプラント治療に応用した多数の症例が提示され,面白い.数年前に船登先生の言っていた言葉を思い出した. リグロスをもってして「俺はこのじゃじゃ馬を乗りこなしてみせる」だ.早々にして調教を諦めた評者にとってこの言葉は非常に頼もしく感じた.なるほど,歯周外科において最難関課題である乳頭の再建も,VITとリグロスの併用によってある程度の目処はついたようだが,本書を見る限りリグロスはまだまだUn-controllableと感じる部分が残されているようだ.
今後,著者らがこのじゃじゃ馬をどう乗りこなしていくのか注目したい.

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