文字サイズ: 小 標準 大 特大
パスワードを忘れてしまった場合 会員登録はこちら
  • 歯科医院のための感染対策マニュアル
    この本の書評を読む

    歯科医院のための感染対策マニュアル

    RKIガイドラインに基づいたルーティンワーク
    著者: [監著] 中村健太郎 [著] 伊藤磨樹 [著] 伊藤 彩
    A4判 / 136ページ / 2022-08-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0893-0
    定価 7,700円(本体 7,000円+税10%)
    クイントコード:18500
    モリタコード:208040875
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    歯科医院のための感染対策のルーティンワークが写真でわかる
    日本の歯科界における感染対策問題に一石を投じた『決定版 歯科医院のための感染対策』の発刊から4年、待望のマニュアルがついに登場!毎朝診療が始まる前から、1日の診療が終わるまでのルーティンワークについて、ヨーロッパだけでなく、今や世界基準となりつつあるRKIガイドラインに基づいて解説。一つひとつの工程が膨大な写真とともに見られるため、やるべきこと、やってはいけないこと、やる必要がないことがわかります。

【本誌のご注文方法】


お問い合わせ」より、【お名前・郵便番号・ご住所・電話番号】をご入力いただき、【雑誌名・年号数・冊数】を明記の上お申し込みください。
代引き(送料一律660円)にてお送りいたします。

【オンデマンド版について】


1.オンデマンド版とは

弊社ホームページ会員様向け限定のサービスです。
絶版の書籍で、お客様からのご要望が多いものをオンデマンド印刷で製作いたします。
これによって、これまで重版・復刊できなかった書籍がお求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

・ご要望を受け製作いたしますので、注文後のキャンセル及び返品はできません。
・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。
・製品の性質上インターネットによる販売(クレジットカード or 代引き)に限定させていただきます。


【オンデマンド版希望カウンターとは?】


このサービスは、会員様限定のサービスとなります。
このたび、絶版となった書籍をオンデマンド版という形で、お客様にご提供するサービスを開始いたしました。オンデマンド版希望カウンターとは、お客様のニーズをお知らせいただき、小社にて次のオンデマンド版作成に向けての参考にさせていただくものです。

お客様がカウントアップされた書籍の販売が開始されますと、ご登録メールアドレスへ「販売開始お知らせ」メールをお送りいたします。ぜひこの機会にご利用くださいませ。

※・これはご予約ではなく、また購入を確約していただくものではありません。
 ・諸事情により、オンデマンド版作成ができない場合もありますので、ご了承ください。


【オンデマンド版について】

1.オンデマンド版とは

出版社が在庫を持たず、お客様からのご注文のつどに制作をする出版のことです。これによって、これまである程度の需要がなければ重版・復刊できなかった絶版本が、お求めいただけるようになりました。


2.ご注文にあたっての注意

通常の書籍とは異なりますので、以下のことにご注意ください。

・完全受注生産ですので、発注後のキャンセルはできません。

・品質的に従来の書籍とは異なる場合がございます。

・製品の性質上インターネットによる販売に限定させていただきます。

評者:藤本晋治(山口県・ふじもと歯科クリニック)

 私たち歯科医師が日々の診療をスムーズに行うためには適切な汚染再生処理が必須になってくる.本書はヨーロッパを中心にスタンダードとされているロベルト・コッホ研究所(RKI)のガイドラインに準拠し,確実な汚染再生処理をどうすれば実現できるかが記載されている.
 また,毎朝診療が始まる前,診療中,そして診療後の感染対策のルーティンワークについて,工程ごとに細かく記載されているため,このとおりに実践すればいいという構成になっている.そのうえで,グローブの着脱や手洗いの方法やタイミング,機器のメインテナンスなどに至るまで網羅されているが,ここには著者の強い思いがある.
 前著『決定版 歯科医院のための感染対策』が上梓された頃から,感染対策の本来の理念をしっかり理解することなく,対外的にアピールするために清潔域・不潔域を色分けしたり,感染対策の一部の方法のみを取り入れたりして本来の目的からそれている医院が増えてきたことに対し,著者は警鐘を鳴らしてきた.そもそも処置ごとにグローブを取り替えるなど,その必要性を理解していなければ言われても意外にできないものだ.だからこそ,本書では1つひとつの行為が必要な理由を親切に説明してくれているので,私たちのマインドも同時に醸成されるのだ.
 特筆すべきは,本来の目的を理解していないがために誤りやすいポイントを「Attention!」と注意喚起してくれたり, 本当に伝えたい部分,歯科医院でその対策を講じなければならない根拠を「Evidence」としてコラム形式でまとめてくれているところにある.読者の先生方は,ただなんとなくクラスB滅菌器やウォッシャーディスインフェクターを導入して自己満足に陥っていないだろうか.クリティカルAとB,セミクリティカルAとBの取り扱いや,個人防護具(PPE)の取り扱い, エアロゾル感染から身を守るために何をすればいいのか説明できるだろうか.チェアの確実な汚染再生処理はできているだろうか.アルコールを噴霧して拭き取ってOKとしていないだろうか.クラスB滅菌器には本当に滅菌できたかどうかを証明する方法があるのだが,ご存知だろうか.
 こういう話をすると,今でさえギリギリで運用しているのに,これ以上のことを実践する時間がどこにあるのかという嘆きが聞こえてきそうだ.心配ない.本当にすべきことを系統立てて考えると,実は非常にシンプルで今までより少なくなってくるのだ.なんでも滅菌,ディスポと,筆者自身が陥っていた,時間をかける割には不十分なところばかりのジレンマから解放される考え方が本書に散りばめられている.先生方が信頼するスタッフとともに,まずはこの本から読み進めてほしい.写真や具体的なやり方が多く掲載されており,するべきことがはっきりするはずだ.その後に前著も併せて読むと,その背景にある歯科医院の感染対策の本質が見えてくるはずだ.

この商品を買った人はこんな商品もチェックしています

閲覧履歴

  • 商品数:0点
  • 合計:¥0

新刊のご案内

人気TOP10

    ※歯学書.COMでの過去30日分の販売冊数ランキング(自動更新)

    ピックアップ

    ピックアップ
    QRコード
    スマートフォン版はこちらから