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    別冊 QDI

    伝統がもたらす革新

    ─我々は何を学び何をすべきか─
    著者: [監修] 瀧野裕行 [編集] 松井徳雄 [編集] 梅津清隆 [編集] 岡田素平太 [編集] 白鳥清人 [編集] 寺本昌司 [編集] 中川雅裕 [編集] 藤波 淳
    A4判変型 / 206ページ / 2023-02-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0929-6
    定価 7,040円(本体 6,400円+税10%)
    クイントコード:18860
    モリタコード:208040917
    OJ発足20周年の集大成 インプラント治療の進化の歴史がここに
    2022年7月に開催されたOJ20周年記念大会となるOJ年次ミーティングの抄録集。今回は、初期会長講演のほか、それぞれライフステージを考慮したインプラント治療、無歯顎患者へアプローチ、審美領域におけるインプラント治療の長期予後をテーマとする3つのシンポジウムを掲載した。また、会員発表10編、正会員コンテストの講演4編も収録。ハイレベルな臨床家たちによる現在のインプラント治療の最先端の技術と、明日の臨床に役立つ情報の双方が学べる充実の一冊である。

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評者:本多正明(大阪府・本多歯科医院)

 「今,インプラント治療を考える」と題した『別冊QDI オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン 1stミーティング抄録集』(岡田隆夫・編)を側に置き,本スタディクラブが20年間歩んできた道を思い起こしながら,本書の書評を書いている.2002年5月18日(土),19日(日)に東京・笹川記念会館で開催された1stミーティングが懐かしく思い出される.
 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(以下,OJ)の生みの親であるオッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・サザンカリフォルニア(以下,OSCSC)は,1986年に設立された.そして,OSCSCのリーダーである南カリフォルニア大学(USC)の補綴学教授であったRoy Yanase氏と設立メンバーたちが,米国におけるインプラント治療の臨床と教育をリードしてきたと思われる.
 このOSCSCのリーダーたちとPer-Ingvar Brånemark氏から直接指導を受けた小宮山彌太郎氏と,「クラブ22」の岡田隆夫氏を中心にした有志のメンバー,そして米国在住の歯科技工士の山下恒彦氏らの尽力によってOJをスタートさせる準備が始まり,2002年5月に1stミーティングを開催することができた.
 開催までの準備期間に岡田氏と準備に携わった主要メンバーがもっとも苦労したのは,OJをファウンダーとして陰で支えてもらいたい先生がたの協力を得ることであった.インプラントシステムの垣根を乗り越え,また,各スタディクラブの歯科臨床に対する考えかたの違いを乗り越え,OJ発展のために尽力してもらうことであった.そのために,故・筒井昌秀氏と評者が,会長の岡田氏を後で支えるべく,1stミーティングの開催までの間は副会長の立場にてその任務を果たし,大会終了後はそれぞれファウンダーに戻ったのである.
 本書はその初期に会長を務めた宮本泰和先生,木原敏裕先生の講演をはじめ,ライフステージを考慮したインプラント治療,無歯顎患者へのアプローチ,審美領域におけるインプラント治療の長期予後をテーマとする3つのシンポジウム,会員発表,正会員コンテストなどが収録されている.
 この20年間,OJが順調に歩んできたかというと,多くの問題に直面してきたのが実際のところである.一時は,本会が存続できるかどうかといった時期もあった.しかし,今日まで歴代の会長がリーダーとして苦難に立ち向かいその歴史を作ってきてくれた.ここに感謝したい.
 これからのインプラント治療は,欠損歯列になった原因の究明と,病態の検査を慎重に行い,総合診断に基づいて治療計画を立案することはもちろん,包括的なアプローチによってLongevityのあることが求められる.そして,それにより患者のQOL(Quality of Life)に役立つ方向へOJが進んでいくことを願っている.

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