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  • 長期経過症例の治療戦略 ペリオ&全顎ケースに悩んだ時に読む本
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    長期経過症例の治療戦略
    ペリオ&全顎ケースに悩んだ時に読む本

    治療方針とテクニック徹底解説
    著者: [著] 安東俊夫
    A4判 / 276ページ / 2023-07-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0952-4
    定価 16,500円(本体 15,000円+税10%)
    クイントコード:19060
    モリタコード:208040950
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    治療結果の長期安定を目指すための総合的なアプローチとテクニック
    本書は欠損状態を「少数歯」「数歯」「多数歯」の3つに分け、さらに基本症例と参考症例の計17ケースについて、咬合・補綴系かペリオ系か、積極的な介入か保存的な介入かの4つのカテゴリーで症例分けをし、それぞれ診査・診断、治療およびその後の経過について動画を交えながら解説した。軟組織と硬組織のマネージメントについても別項目を設け、長期予後を見越した設計やメインテナンスも加味した総合的なアプローチを紹介している。

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評者:田中秀樹(福岡県・田中ひでき歯科クリニック)

 全顎におよぶ包括的治療を行う際に,ほとんどの症例で歯周治療と咬合治療が必要になる.欠損が拡大し,再治療を重ねた結果,少しずつ顎位がずれてきた末に,歯内治療から歯周治療,そして咬合再構成まで必要になる場合もある.そのような患者に治療を行う際に,どこから始めて,どういう方法で治療を行い,どのくらいの治療期間で,どのような治療結果を目指すのかを歯科医師が具体的にイメージし,それを患者と共有することが重要になる.
 それには,より多くの臨床症例を手掛け,それらの結果を評価し,長期間のメインテナンスのなかでどのくらいの期間でデンタルエックス線像に変化がみられるか,またどのようなトラブルが想定できるのかを予想できなくてはならない.その根拠になるのが,基本に忠実な臨床を行ったうえで,より多くの臨床経験と規格性のある資料に基づいた評価から得られる自身の臨床におけるエビデンスである.
 本書は,若くこれから研鑽を積む臨床医にとって,多くのヒントが詰まっている.まず,全症例をとおして規格性とクオリティの高いデンタルエックス線写真とレベルの高い歯周治療,適合のよい修復装置に目が止まる.どんなに大掛かりな全顎治療といえども,正確な診断のできる質の高い資料の採得と基本治療が,いかに重要であるかが伝わってくる.
 1章の「少数歯欠損の治療戦略」では,歯周基本治療から個々の歯に対する正確な診査・診断まで,欠損を拡大させないための治療戦略とそれを長期間維持するためのきめ細かなメインテナンスの詳細を,わかりやすく解説している.2章の「数歯欠損の治療戦略 固定性補綴」では,欠損補綴を行う際の注意点,臼歯部支持とアンテリアルガイダンスの重要性について,臨床例を提示し解説している.3章の「治療効果アップテクニック」では,軟組織のマネージメントに効果的なテクニックを臨床写真でていねいに解説している.審美補綴や審美エリアでのインプラント補綴を成功に導くためには,軟組織のマネージメントを行うための歯周形成外科テクニックを習得することは,必須であるといえる.4章では,「多数歯欠損の治療戦略」として,可綴性義歯で欠損補綴した症例や,インプラントオーバーデンチャーの臨床についても解説している.5章「治療効果アップテクニック」では,GBRをはじめとする硬組織のマネージメントについて解説している.6章「多数歯欠損の治療戦略 固定性補綴」では,多数歯欠損にインプラント補綴で咬合再構成を行う際に必要な知識と治療戦略を,安東先生が長期に観察した症例をとおして学ぶことができるであろう.
 本書のタイトルにあるように,全顎的治療で悩んだと時にページをめくれば,どこかにそのヒントが見つかるだろう.臨床経験の浅い若い臨床医からベテランの臨床医までが参考になる書籍であり,ぜひ手に取って熟読していただきたい.

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