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  • あまかわゆみこのMI審美 成功の秘訣
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    あまかわゆみこのMI審美 成功の秘訣

    コンポジットレジン修復&ラミネートベニア修復のテクニック
    著者: [著] 天川由美子
    A4判 / 96ページ / 2023-11-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0970-8
    定価 9,900円(本体 9,000円+税10%)
    クイントコード:19280
    モリタコード:208050816
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    「歯をなるべく削らずキレイにしたい」という患者さんが来た時に読む本
    MI(minimal intervention)の概念の浸透とともに、歯をなるべく削らない、より低侵襲な審美修復(=MI審美)が求められる時代となった。本書では、審美や接着に関する基本的な知識をはじめ、MI審美を代表するコンポジットレジン修復およびラミネートベニア修復のテクニックについて、多数の写真や動画とともに詳細に解説。長期症例も掲載されており、各ステップが手にとるようにわかる、MI審美を実現する成功の秘訣が満載の書!

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評者:築山鉄平(福岡県・つきやま歯科医院専門医療クリニック天神)

 天川由美子先生とは19年前に東京の若手の勉強会で交流が始まったと記憶している.先生は大学院博士課程を修了後で,科学的な接着メカニズムに基づく明確な接着手順を強調していらっしゃって,卓越した臨床スキルのみならず,とても論理的な先生だなという印象をもった.
 同時期,評者が師事していた日本顎咬合学会元理事長の矢澤一浩先生も象牙質接着には相当なこだわりがあったが,そのことを話すと「ぜひ見学に行きたい」と強い希望で矢澤歯科医院にも見学にいらっしゃり,熱心に接着談義をされていたことがついこの前のように思い出される.評者の知りうる限り,晩年の矢澤先生の臨床にべったりと見学にきた若手歯科医師は天川先生くらいで,その接着,修復マテリアルの造詣の深さに大変驚いたものである.
 また,周りの歯科医療従事者に天川由美子先生とは?と聞くと,審美にめっぽう強い修復系の名臨床医というイメージが一般的のようであるが,包括的歯科治療計画立案のうえ,各専門医とも的確に連携し,科学的根拠に基づくチーム医療を束ねるリーダー的側面も忘れてはならない.これは単に顔貌主導の審美治療やマテリアルのことを知っていればできるわけではなく,歯周病学,う蝕学,歯内療法学,矯正歯科学などどれも各分野の専門医並みの理論武装と実力を備えているからこそできる質の高い臨床である.にもかかわらず,本書はその経験や知識の深さをひけらかすこともなく,一般臨床家の私たちに理解しやすく端的にまとめられていて大変好感度が高い.
 審美治療というと,感性が優れていて技術的にセンスがある人しか達成できない治療だと捉えられることも多いが,審美はかなりの部分が科学と論理で分析,対策ができる.そのことがChapter1「審美のキホン」にわかりやすく概説があり,これは絵画で言うところの額とキャンバスである.そしてChapter2以降は,そのキャンバスにどのような材料や筆を用いて絵を描いて完成させていくのかといった具体的な手法が症例別に詳細に説明されており,どの歯科医師にとっても非常に理解しやすい内容である.
 とくに,評者の個人的なお気に入りはChapter2「接着のキホン」の冒頭に述べられている「個人のリスクを評価したうえで再石灰化を図り,リスクに応じたメインテナンスを行うことも忘れてはならない」「すべての患者にう蝕のリスク検査を行っている」の2文であり,修復にフォーカスした本書でありつつも,本質的には歯を削らずに予防することが本質的なMIであることが垣間見える医療人としての倫理観たるや善なり,である.
 ぜひ若手からベテランまで,日常的にもっとも実施される処置だからこそ,変わらない原則と変化する新しいテクノロジー,マテリアル,テクニックをご一読いただき,患者さんの本質的な利益となるようにお役立ていただければ幸いである.

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