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アムツウルの仮説

【読み】
あむつうるのかせつ
【書籍】
歯科医院経営実践マニュアル『これで万全! 患者さんを増やす歯科マーケティングのすすめ』
【ページ】
103

キーワード解説

アムツウルの仮説とは、顧客が固定客(愛顧客)に至っていくプロセスを表したもの。次のような流れになる。(1)ア「Awareness」(認知)→(2)ム「Memory」(記憶)→(3)ツ「Trial use」(試用)→(4)ウ「Usage」(使用)→(5)ル「Loyal Use」(愛顧)。たとえば、私たちが、TVコマーシャルで新商品の食品が売り出されたことを知る(認知)。さらに、新聞広告などでその商品の詳細を知る(記憶)。そして、スーパーなどの小売店へ出かけて、たまたまその商品の試食販売に出会い、試食して好みに合えば、買ってみる(試用)。家族にも喜ばれ、時々その商品を購入するようになる(使用)。これらの経験を経て、固定客へと定着していく(愛顧)。歯科医院の顧客(患者)づくりのプロセスも同様で、仮に100人の人たちに自院を認知してもらったとすると、そのうち何人が愛顧客になり、その途中のプロセスのステップ率がどの程度になっているかを知ることによって、増患へのプロモーション課題が明確になる。