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アスコンドの仮説

【読み】
あすこんどのかせつ
【書籍】
歯科医院経営実践マニュアル『これで万全! 患者さんを増やす歯科マーケティングのすすめ』
【ページ】
104

キーワード解説

アスコンドの仮説とは、メーカーの販売ルート上の販売代理店(卸問屋や小売店)が、そのメーカー品を優先扱いする状態に至るプロセスを表したもので、(1)ア「Awareness」(認知)→(2)ス「Trial Handing」(試し扱い)→(3)コン「Constant Display」(常時扱い)→(4)ド「Dominant Display」(最優先扱い)という流れを経る。歯科医院の場合、診療圏内のチャネルの関与者に、まず自院をよく知ってもらい(認知)、機会があれば自院をイベントに活用してもらったり、あるいは顧客を紹介してもらう(試し扱い)。そして、活用メリットや紹介による満足を感じていただくことによって、常に自院を意識してもらったり(常時扱い)、積極的にPRしてもらう関係へと発展していく(最優先扱い)。各チャネル上の関与者を、このプロセス視点によって分析することで、その関与者に積極的に協力活動をしていただくための課題がどこにあるのかがわかってくる。