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Andrewsの6keys

【読み】
あんどりゅーずしっくすきーず
【英語】
Andrews\' 6 keys
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2009年3月号
【ページ】
96

キーワード解説

ストレートワイヤー法の発明者でもあるAndrews LFはその基盤的研究のなかで、いわゆる正常咬合者のもつ共通点を「Andrewsの6keys」として、次のように発表している。 (1)正しいと思われる天然歯列は1歯対2歯で咬合している、(2)すべての歯冠は近心に傾斜している、(3)上顎切歯以外の歯冠は舌側に傾斜している、(4)咬合面からみたときに歯冠の捻転はない、(5)歯冠隣接部に空隙はない、(6)Speeの湾曲は小さめである。これら6keysにみられる共通項をあぶりだす際、Andrewsが資料として使用しているのは原則として歯列の石膏横型のみであり、そこには理想咬合が本来具備すべき条件である咬合の機能的要件や審美的条件が入っているわけではない。6keysは静的(static)咬合を観察した結果であり、理想咬合に求められる必要条件かもしれないが十分条件ではないだろう。