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順次誘導咬合

【読み】
じゅんじゆうどうこうごう
【英語】
sequential functional guidance occlusion
【書籍】
咬合に強くなる本(上巻)
【ページ】
18

キーワード解説

オーストリアのR.スラバチェックにより提唱された咬合様式で、以下のように定義される。1.順次誘導咬合は正常に発育した個体が持つ咬合様式である。2.下顎の機能運動の誘導にはほとんどすべての歯が参加する。3.後方歯から順次離開していく。4.その離開量は矢状顆路角と咬頭傾斜角および咬合平面のなす角度から導き出される。5.この咬合様式は、後方歯部の咬合干渉による歯周組織の破壊や顎関節の機能不全を防止し、また最大の咀嚼効率を可能にすると考えられている。