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可視光線照射器

【読み】
かしこうせんしょうしゃき
【英語】
visible light curing unit
【書籍】
コンポジットレジン修復のサイエンス&テクニック
【ページ】
138

キーワード解説

光重合型レジンは、その重合硬化反応に特定波長領域の可視光線を利用しているが、このために用いられるのが可視光線照射器である。光源としてはハロゲン、キセノン、メタルハライド、LEDおよびアルゴンイオンレーザーなどが用いられ、多くの製品が市販されている。臨床で使用頻度が高いものはハロゲンおよびLED照射器である。最近の傾向としては、コードレス化を可能とし、光強度も比較的高いLED照射器が主流となっている。光重合レジンの物性は光強度と照射時間に依存しているが、ある一定以上の光強度で飽和に達することから、必要以上に高い光強度の照射器を使用しても強度の向上にはつながらず、急激に生じる重合収縮あるいは熱の発生などの問題のほうが大きくなる。