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コンタクトガイダンス

【読み】
こんたくとがいだんす
【英語】
contact guidance
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年4月号
【ページ】
112

キーワード解説

生まれて間もない幼児は、「はいはい」や「よちよち歩き」を行う際に、手や体幹、足などを床や壁に接触させて周囲の状況を知覚する。この周囲の状況のデータを大脳へ送って移動する際に、その身体運動を誘導するメカニズムがコンタクトガイダンスである。なお、コンタクトガイダンスは元来、医科(神経内科)の専門用語である。これをLeeが1970年にJournal of Neurologyから歯科に取り入れ提唱した。そして歯科領域におけるコンタクトガイダンスを、感覚器官としての歯の特性とともに、歯の咬耗の意義を考察するうえで欠かせない概念だとしている。