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広範囲顎骨支持型装置埋入手術

【読み】
こうはんいがくこつしじがたそうちまいにゅうしゅじゅつ
【書籍】
歯科保険請求2012
【ページ】
(57)

キーワード解説

従来のブリッジや有床義歯では咀嚼機能の回復が困難な広範囲の顎骨欠損等の患者に対して応用する人工的構造物(広範囲顎骨支持型装置)のインプラント体およびアバットメントについて、顎骨内へインプラント体を埋入する手術またはアバットメントを連結するインプラント体上部を露出させるために軟組織(口腔粘膜)の切除等を行う手術のこと。医療の高度化等に対応する観点から、先進医療専門家会議における検討結果を踏まえ、平成24年4月の診療報酬改定で保険導入された。なお、本手術を行う施設は、歯科または歯科口腔外科にかかわる5年以上の経験および当該療養にかかわる3年以上の経験を有する常勤の歯科医師が2名以上配置された病院で、当直体制が整備されていることなどの施設基準を満たした保険医療機関に限られる。