歯科訪問診療における主訴
- 【読み】
- しかほうもんしんりょうにおけるしゅそ
- 【英語】
- main complaint in home-visit dental treatment
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2014年2月号
- 【ページ】
- 78
キーワード解説
在宅患者が歯科訪問診療を希望するのは、何らかの原因で摂食・嚥下ができなくなった場合が多い。それには「歯髄炎や根尖性歯周炎で痛む場合」「歯冠破折や修復物の脱離で歯の一部が鋭利な場合」「歯周炎で痛む場合」「口内炎や口腔カンジダ症」「義歯がうまく使えなくなった場合」「嚥下機能が落ち、誤嚥しやすい場合」「認知機能が落ち、摂食できない場合」「その他の全身疾患による場合」などが挙げられる。これらのうち歯科的対応の範囲外のものについては、しかるべきところに紹介するかアドバイスをすべきであり、近年は歯科関係者にそうした能力も求められているものと考えられる。