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McGillコンセンサスステートメント

【読み】
まくぎるこんせんさすすてーとめんと
【英語】
McGill consensus statement
【書籍】
インプラントオーバーデンチャーの臨床とエビデンスQ&A
【ページ】
24ページ

キーワード解説

 McGillコンセンサスステートメントは2002年にカナダ・モントリオールのMcGill大学で行われた「McGillコンセンサスカンファレンス」におけるコンセンサス(合意・同意)である。その内容は、「現時点で入手できる科学的な根拠からは、従来のコンプリートデンチャーはもはや下顎の無歯顎に対する治療の最適な第一選択肢ではなくなった。また、非常に多数の科学的根拠が、2本のインプラントによるオーバーデンチャーが下顎の無歯顎に対する治療の第一選択肢とすべきであることを示している」というもの。以降、インプラントオーバーデンチャーに関する文献発表が急激な増加を示したことから、インプラントオーバーデンチャーの研究、臨床の両面での大きなターニングポイントとなったカンファレンスであり、ステートメントだといえる。