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原始反射

【読み】
げんしはんしゃ
【英語】
primitive reflexes
【書籍】
歯科衛生士 2018年 8月号
【ページ】
71

キーワード解説

 新生児や幼児が特有の刺激に応えて示す中枢神経系由来の反射行動。健常に成長し前頭葉が発達すると失われる。非定型の神経学的性質(脳性麻痺など)を持つ子どもや大人は、原始反射を保持していることがあり、また認知症や外傷性損傷、脳卒中など、特定の神経学的症状に起因して、大人になって再び出現することがあると言われている。
 歯科の現場では、口唇に触れたときに唇を尖らせて探すような動き(探索反射)や口をすぼめる動き(吸啜反射)、臼歯部に指を置いたときに咬む動き(咬反射)がみられることがある。