キーワード
キーワード解説:
プロービングは歯周ポケットの深さ、すなわち、歯肉縁とポケット底(上皮付着位置)の距離を測定する検査であるが、その荷重は25gが適切とされる。
この25gという荷重は、健全な歯周組織では50g重でも上皮付着が破壊されないため出血は起きないが、歯周炎となった組織では50g重で容易に破壊されてしまうことなどを配慮して設定されている。
プロービング圧は、通常手指感覚で制御することになる。このため、歯周プローブのデザイン(ハンドルの太さ、ネックの長さなど)や先端の形状(丸形・平形)は、手指感覚に影響し、結果的にプロービング圧にも大きく影響する。それゆえ術者は、使用する歯周プローブについて25gの荷重をかけたときの手指感覚を、事前に十分確認しておくことが重要である。また、信頼性の高い歯周病検査を行うためには、どの歯のどの部位でもプロービング圧を一定とすることが必須である。