キーワード
キーワード解説:
1996年,Dr. McSpadden JTにより開発されたNi-Ti(ニッケル-チタン)ロータリーファイルシステムで、10種類のファイルから構成されている。摩擦抵抗を減少させてファイルの剛性を増すため、大きさの異なる広いニュートラルの切削角(ラジアルランド)を有することを特徴としている。すなわち、#1のオリフィスオープナーで、根管口上部の根管部分をあらかじめ拡大しておくため、その後使用するファイルにかかる抵抗を低減できるというもの。しかし、テーパーが大きく、太いファイルを使用する場合には、根管からの逸脱が起こりやすく、根尖部にジップを形成する可能性が高くなることを考慮に入れる必要がある。