キーワード
キーワード解説:
血中カルシウム濃度が、新生児で7mg/dl未満、乳児以上で8.5mg/dl未満の正常より極端に低くなる状態をいう。原因はカルシウムの摂取不足やビタミンD異常などによる吸収障害、副甲状腺の機能低下による骨吸収の抑制や骨形成の促進、カルシウムの排泄増加など。臨床症状は手足の先やくちびるのしびれ、テタニー(筋肉の硬直や痙攣)、筋肉痛、のどの筋肉の痙攣による呼吸困難、哺乳不良、知能低下、行動異常、精神神経症状、消化器症状、不整脈などで歯の形成時期に発症するとエナメル質減形成を引き起こす。