キーワード
キーワード解説:
半焼結状態のジルコニアを、シンタリングファーネスを用いて焼結すること。CAD/CAMシステムに用いられるジルコニアブロックは半焼結状態であり、その状態では、ジルコニアが本来有している曲げ強度を発揮できない。そのため、ミリングマシンで削り出させた後に1,200℃~1,600℃程度の高温で焼結させる必要がある。シンタリングの際、ジルコニアは約20%収縮することになる。現在販売されているジルコニア用シンタリングファーネスには、大きく分けてポーセレンファーネスに似たリフトタイプのものと、扉の開け閉めを手動で行う扉型のタイプの2つがある。それぞれのシンタリングファーネスによって、ヒーティングエレメントの形状・位置・本数が異なり、各社ジルコニアに対するヒートレートの最終温度も異なる。