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破骨細胞

【読み】
はこつさいぼう
【英語】
osteoclast
【書籍】
歯科衛生士 2023年6月号
【ページ】
36

キーワード解説

 破骨細胞とは、主に古くなってしまった骨を吸収することで、骨の新陳代謝を行う細胞。われわれの身体を守る免疫細胞である、白血球のマクロファージという細胞は、身体に入り込んだ“異物”である細菌などを捕食するため、貪食細胞とも呼ばれる。破骨細胞は、その貪食細胞であるマクロファージの素となる前駆細胞が合体してできた大きな細胞で、酸やタンパク質分解酵素を放出することで骨を溶かす。過剰にはたらくと、骨粗鬆症や関節リウマチ、そして歯周炎など骨破壊の原因となる。