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2023年1月5日掲載

(一社)日本総合歯科学会

第15回学術大会、ハイブリッド形式にて盛会となる

シンポジウム「治療症例に学ぶ」では活発なディスカッションが行われた。
シンポジウム「治療症例に学ぶ」では活発なディスカッションが行われた。
 2022年11月5日(土)、6日(日)の両日、第15回日本総合歯科学会学術大会(木尾哲朗大会長、粟野秀慈実行委員長、永松 浩準備委員長、長谷川篤司理事長)が「総合歯科医の省察」のテーマのもと、九州歯科大学(福岡県)における現地開催と11月7日から13日のWeb配信で開催された。現地参加者は130名以上、Web配信へのアクセスはのべ1,300回を超えた。

 初日に久藤 元氏(九州歯科大学)による特別講演「企業の成長戦略としての省察」が行われ、2日目の「治療症例に学ぶ」をテーマとしたシンポジウムでは、御手洗裕美氏(九州大学)、岡本康裕氏(日本大学松戸歯学部)、樋山めぐみ氏(広島県勤務)、板家 朗氏(福岡県勤務)らより、自身の臨床経験に基づく振り返り発表があり、活発な質疑応答が行われた。教育講演は木下俊克氏(福岡県開業)による「全身をみる、生活習慣(態癖)を診る」と藤井 航氏(九州歯科大学)による「総合診療医が知っておきたい摂食嚥下の基礎知識」が行われた。

 口演とポスター合わせて40題の発表があり、審査の結果、優秀口演賞は長澤 伶氏、最優秀若手ポスター賞は嶋田ひかり氏(ともに新潟大学)、優秀若手ポスター賞は久保健太郎氏(九州大学)と岩本祐耶氏(新潟大学)がそれぞれ受賞した。

 現地開催とWeb配信のハイブリッド形式となった今回の学術大会は、対面ならではの活発な討論が行われるとともに、現地参加を見合わせた会員がWebにより現地開催とほぼ同内容のコンテンツのオンデマンド視聴ができ、たいへん有意義な会となった。

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