大学|2024年5月1日掲載

東北初となる先進的歯科医療に特化

東北大学病院、先端歯科医療センター内覧会を開催

東北大学病院、先端歯科医療センター内覧会を開催

 さる4月24日(水)、東北大学病院(宮城県)において、先端歯科医療センター内覧会が開催され、歯科医療関係者が多数参集した。本内覧会は、東北大学病院歯科診療部門において先進的な歯科医療の実践と臨床研究をつうじた産学連携のさらなる推進のために「先端歯科医療センター」が設置されたことによるもの。

 会場ではまず、張替秀郎氏(東北大病院長)による挨拶が行われた。氏は今回の設置の趣旨と目的についてふれ、高度化する歯科医療の提供や産学連携、高度な技術を有する歯科医療人の育成といったポイントを挙げた。

 続いて、江草 宏氏(東北大病院総括副病院長、歯科診療部門長)より、先端歯科医療センターの概要について、先端歯科医療の推進や治療内容、診療室のコンセプトのほか、産学連携の橋渡しをサポートする歯科版アカデミックサイエンスユニットなどが説明された。

 その後、診療室に移動し内覧会が行われ、最新の顕微鏡が設置された外科処置室や、十分な広さが確保された診療室などが公開された。齋藤正寛氏(先端歯科医療センター長)は、「本センターをつうじて東北大学病院から世界を代表する歯科医療技術の発信や臨床家を輩出したい」と意気込みを語った。

 本センターはきたる5月7日から運用を開始する。

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