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  • オルソインプラントセラピー
    この本の書評を読む

    オルソインプラントセラピー

    著者: [著] 丹野 努
    A4判 / 300ページ / 2023-01-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0921-0
    定価 19,800円(本体 18,000円+税10%)
    クイントコード:18770
    モリタコード:208040905
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    難症例に対応するためのキーワードは「矯正治療×インプラント治療」
    インプラントを手掛ける矯正医は少ない。そして矯正を手掛けるインプラントロジストも少ない。しかし、矯正とインプラントを掛け合わせることで、より複雑な症例に対応できるようになり、自身の臨床レベルを大幅に引き上げることができる。本書は、開業医でありながら矯正とインプラントの両方を得意とする丹野 努氏に、矯正×インプラントの臨床を余すことなく解説してもらっている。

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評者:綿引淳一(東京都・東京日本橋AQUA歯科・矯正歯科包括CLINIC)

 『オルソインプラントセラピー』の著者の丹野先生と評者との出会いは,10年以上前になる.彼は評者にとって,矯正治療の可能性に挑戦し切磋琢磨してきた友人である.そんな彼の努力を間近で見てきた者としては,本書の出版は本当に感慨深いものがある.本書は,インプラント治療にいかにして矯正治療を取り入れていけばいいのかを中心に詳細に書かれている.
 第1章では,インプラント治療の基本が書かれている.とくに印象深いのは,アライナー矯正治療やGBRを例にした低侵襲治療に対する彼の考え方や,医療の本質は治療結果の向上であり簡素化ではないと記述しているところである.そして,術者本位のMI治療に警鐘を鳴らしており,評者も大いに共感できる.
 第2章では,矯正治療における基本的な考え方が書かれている.ともすれば,矯正治療はセファロ分析の数字合わせに奔走し,何を目的に治療しているのかを見失ってしまいがちであるが,本章では矯正診断の真の意味をわかりやすく書かれている.
 第3章では,修復・補綴治療における矯正治療の有効性が記載されている.現代の矯正治療においては,患者のもつ歯冠形態を生かした矯正治療によっていかにしてまとめるかということに注視しがちである.しかしながら,歯冠形態自体に問題のあるケースは想像以上に多い.矯正治療の本来の目的の一つがQOLの向上つまり不正咬合を改善し,審美性を向上することにあるのであれば,彼が本章で示した治療オプションに関して,矯正専門医にもぜひ読んでもらいたい.
 第4章は歯周治療と矯正治療について述べている.不正咬合は歯周病のリスクファクターの一つであり,同様に矯正治療自体もまたリスクになりうる.本章では,歯周再生療法においてもトップレベルの臨床医である著者が高度なテクニックを余すことなく示している.
 第5,6章は,インプラント治療と矯正治療についてである.本章は著者がもっとも力を入れて取り組んでいた内容であり,第6章の矯正的組織造成法は,多くの読者にとっても必見の内容である.
 矯正治療は専門医を中心に提供してきたワイヤー矯正の時代から,GPも巻き込んだアライナー矯正の時代へと変化してきた.また,対象は小児から中高年まで広がっており,矯正単独の治療では十分に対応できなくなってきている.そんな現代においては,包括的歯科治療の中に矯正治療を取り組むことの重要性が高まっている.
 今後の歯科治療は,予防,矯正,審美といわれて久しい.本分野は,今後の歯科の可能性を切り開く分野であり,矯正歯科学の進むべき道で王道であると考えられる.本書の出版は,新しい矯正時代の幕開けであり,GPはもちろん,すべての矯正専門医にとって必読書であると強く推薦したい.

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