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  • 新 咬合論&咬合誘導論
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    新 咬合論&咬合誘導論

    新 犬歯誘導の起源:生涯にわたる咬合管理
    著者: [著] 関崎和夫
    A4判 / 232ページ / 2023-09-10 発売
    ISBNコード:978-4-7812-0963-0
    定価 15,400円(本体 14,000円+税10%)
    クイントコード:19150
    モリタコード:208040970
    • チラシの価格表記は発行当時のものです。
    1,000点超の症例写真で生涯にわたる咬合管理の重要性を語る1冊
    開業してから30年間、子どもから高齢者までのう蝕・歯周病予防と咬合管理を行い、記録した著者が、咬合誘導により子どもの犬歯誘導が自然に確立されることや、医院の8029~8020達成者には不正咬合患者はおらず、犬歯誘導を保っていることに着目し、犬歯誘導は補綴学的に再構築すべき咬合という限局した観点だけからではなく、「生涯を通した天然歯の理想咬合」であるという新たな見地から考察した1冊。

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評者:行田克則(東京都・上北沢歯科)

 本書を俯瞰すると,人の誕生から健康寿命を全うするまでの歯列の役割を疫学的に論じているようなイメージである.第1部は犬歯誘導への咬合誘導が生涯に影響を与えること,第2部は咬合誘導を日本に根付かせ開花させた先人たちの論争と重要な論文を順序立てて記述している.
 第1部で語られる犬歯誘導の重要性は補綴学的考察も豊富で納得できる部分が多いが,術式の記載は少ないため,2014年に著者が上梓し術式が豊富に掲載された『GPのための咬合誘導』も合わせて読みたい.
 咬合誘導の重要部分では比較的達成しやすい上顎歯列の拡大と達成の困難な下顎歯列との調和をどのようにするかが本書より論点として見えてくる.また,上顎歯列において側方歯群交換時に犬歯スペースを確保しておくことが重要だとわかる.
 提示された症例を見ていくと,ほとんどの症例で経時的に下顎前歯部にわずかな叢生を認め,下顎のコントロールの難しさは明らかだ.著者は,GPの立場から「矯正歯科専門医に相談してマルチブラケット法を応用する」と叙述するが,下顎前歯の叢生は仮に矯正歯科専門医が行っても経時的に起こりやすい.著者の症例写真は,いかに下顎前歯の拡大や安定が難しいかを長期症例において示している貴重な写真と受け取ることもできる.
 さらに付け加えるなら,評者の見解ではあるが,生理的な近心移動という因子を排除したとしても,われわれが30代以降の患者を臨床で診たときに叢生のない患者はほとんどいないように思えることから,下顎前歯部の叢生は生理的な現象の一端なのかもしれないとすら思えるし,下顎歯列弓の拡大という難題を生体が提示しているのかもしれないとも思えてくる.
 第2部では咬合誘導を根づかせた先人たちについて詳細に記述しているが,著者の資料収集の渉猟範囲の広さには敬服するしかない.生々しさを感じる論争の記述もあり,学術書から逸脱する感は否めないものの,「咬合誘導」の本流を行く著者としてはこの記述は外せなかったのだろうと想像する.
 記述された先人たちの論争は,結果的に胎生期にまでさかのぼる覚悟で小児を観察しもっとも理想的な成人を創造するという大きなテーマを抱えて成し遂げられている(成し遂げられようとしているという現在進行形かもしれない).自然科学者としての根幹部分と捉えることもでき,読み応えのある部分であった.
 評者は,先人たちのこの努力は,単に小児歯科専門医として患者を短いスパンで診る,あるいは矯正歯科専門医として短いスパンで咬み合わせを仕上げるといったことではなく,ホームドクターとしてあたりまえのように長期的な観察を行うことの重要性を諭していると読み取った.
 本書をとおし,著者である関崎和夫先生が果たす咬合誘導の重要性を次世代に伝える歴史のランナーとしての役割を感じずにはいられない.

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