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2013年5月12日

口腔湿潤剤フォーラム開催

「その、すべてを!」をテーマに

 さる5月12日(日)、鶴見大学記念ホール(神奈川県)において、口腔湿潤剤フォーラム(日本老年歯科医学会主催、森戸光彦理事長)が「その、すべてを!」をテーマに開催された。現在、さまざまな製品が市販されている口腔湿潤剤であるが、その選択肢の多さが混乱を招いている面もあることは否めない。また、患者の状態に合わせた製品の選択、使用法についても理解と周知が十分とはいえないのが現状である。そのようななか、口腔湿潤剤に関する事柄を一堂に集め、すべてを知ってしまおうというコンセプトのもと、本フォーラムは開催された。当日は、約430名が会場に詰めかけ、関心の高さがうかがえた。

 まず森戸光彦理事長が「超高齢社会における口腔のケア」と題して基調講演を行い、続いて教育講演が4題行われた。演題・演者はつぎのとおり。

教育講演1「口腔湿潤剤のレオロジー」(新井武彦氏、英弘精機(株))
教育講演2「口腔湿潤剤の原型としてのDDS」(斎藤義夫氏、鶴見大歯学部附属病院)
教育講演3「口腔乾燥症の基礎と臨床」(柿木保明氏、九歯大教授)
教育講演4「オーラルマネジメントにおける口腔湿潤剤」(岸本裕充氏、兵庫医科大教授)

 レオロジー(流変学)の専門家である新井氏に薬剤師である斎藤氏、そして歯科医師である柿木氏、岸本氏と、口腔湿潤剤の材料設計に必要な知識から、臨床での考え方まで学べる幅広い人選となっていた。

 続いてミニレクチャ6題が行われた。「ドライマウス外来の現状と口腔湿潤剤(山本 健氏、鶴見大)」「急性期看護における口腔湿潤剤(西村和子氏、藤田保健衛生大病院)」「口腔湿潤剤によらないケア(西川利恵氏、東名厚木病院)」「洗浄に代わる感染対策としての口腔湿潤剤の応用(渡邊 裕氏、国立長寿医療研究センター)」「人工呼吸器装着患者に対するケア研修システム(星野由美氏、徳島大)」「終末期患者の口腔ケアにおける口腔保湿剤の役割(阪口秀夫氏、大生病院)」と、こちらも幅広い内容で、臨床の第一線で活躍する演者たちの講演に会場は熱心に聞き入っていた。