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2015年3月8日

CGF・AFG Symposium 2015開催

新たな局面を迎える歯科再生医療の展望がおおいに語られる

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 さる3月8日(日)、新宿住友ホール(東京都)において、CGF・AFG Symposium 2015(株式会社コアフロント主催)が、参加者170名以上を集め盛大に開催された。

 まず、AFGの開発者でもある黄 炳珍氏(ハルピン医科大・北京医科大客員教授)が登壇し、従来の自家血液製剤に比較したCGFおよびAFGの特長と、各製造工程における注意点についてわかりやすく解説した。

 つぎに林 揚春氏(東京都開業)は、抜歯後即時埋入を始めとした上顎前歯部領域のインプラント治療におけるCGF、AFGの的確な応用法を紹介した。嶋田 淳氏(明海大教授)は、インプラント関連外科手術でCGF、AFGを適用する際のポイントを述べた。春日井昇平氏(医歯大教授)は、豊富な文献考察をもとに、CGF応用の利点と今後の展望を述べた。洪 性文氏(東京都勤務)は、自身が本邦で先駆的に取り組んできたCGF、AFG適応症例を供覧し、サイナスフロアエレベーションやGBRに用いた際の有意性について詳説した。

 最後に、飛田護邦氏(厚生労働省医政局研究開発振興課再生医療研究推進室)による緊急特別講演「再生医療等安全性確保法の概要 CGFを用いた医療を提供するために必要な届出・報告」が行われ、昨年11月に施行された再生医療等安全性確保法の概要について解説した。

 会場は終日満席の盛況となり、各講演終了後には実際の臨床応用に関連した具体的な質問が数多く投げかけられるなど、CGF、AFGに対する関心と期待値の高さがうかがえるシンポジウムとなった。