トピックス 2009年3月29日掲載 グラフトレス インプラントロジー―侵襲の少ないこれからの選択―をテーマに開催 <font color='green'><b>東京医科歯科大学歯科同窓会学術部講演会</b></font> 後で読む さる3月29日(日)、都市センターホテル(東京都)にて、東京医科歯科大学歯科同窓会学術部講演会(医歯大歯科同窓会主催)が、中村社綱氏(熊本県開業)、三好敬三氏(東京都開業)を演者に迎え「グラフトレス インプラントロジー―侵襲の少ないこれからの選択―」をテーマに、参加者約180名以上を集め開催された。 午前は、中村氏がAll-on-4、ショートインプラント、傾斜埋入など、「グラフトレスコンセプト」を応用したインプラント治療の概要と歴史を解説した。とくにショートインプラントの応用に関しては、両者とも高い治療成績を得ていることに触れ、正しい術式と適応症の選択さえ守れば、非常に有用な術式であることを強調した。続いては三好氏が登壇し、ショートインプラントおよび部分欠損における傾斜埋入の具体的な術式を解説した。 午後は、三好氏がAll-on-4の術式と外科・補綴治療上の注意点を、症例供覧を交えながら詳説した。また最後は、中村氏がNobelGuideについて解説し、グラフトレスで行うインプラント治療において、今後はコンピュータガイドシステムの適切な活用が不可欠であると述べた。 講演後のディスカッションでは、グラフトレスの各術式の具体的なポイントから、術後のメインナンスに至るまで幅広く多数の質問が寄せられ、盛況のうちに幕を閉じた。