さる6月6日（日）、恩賜上野動物園（東京都）において、平成22年度「歯の衛生週間」上野動物園行事（東京都歯科医師会主催、東京都、東京都恩賜上野動物園後援）が開催された。東京都歯科医師会（以下、東京都歯、浅野紀元会長）は、「歯の健康づくり」を積極的に推進するため、東京都後援のもと、東京都歯科衛生士会（以下、東京都衛、富田基子会長）、東京都歯科技工士会（以下、東京都技、西澤隆廣会長）と連携して毎年、公衆衛生事業の一環として本イベントを開催している。

　メインイベント会場では、「かむ能力の測定コーナー（混合テストガム）」「お口の中のバイ菌を見てみよう（位相差顕微鏡）」「歯の健康セルフチェックコーナー」などが設けられ、参加者は歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを受けていた。また、「入れ歯の作り方コーナー」では、歯科技工士による入れ歯の実演なども行われた。

　園内では東京都歯附属歯科衛生士専門学校生による「お口の健康巡回教室」や、歯みがきグッズを景品とした「動物スタンプラリー」も開催され、スタンプラリーでは額に汗をかきながら園内のラリーポイントでスタンプをもらう子どもたちの笑顔が印象的であった。

　午後には、浅野会長、桜山豊夫氏（東京都福祉保健局技監）、小宮輝之氏（恩賜上野動物園園長）などの挨拶も行われた。また、昨年に引き続き日本歯科医師会のイメージキャラクターである「よ坊さん」が登場し、参加者らと一緒に写真撮影を行う様子も見られた。

　毎年、全国各地で開催されている「歯の衛生週間（6月4日～10日）」は年々国民に周知されつつあり、会場では東京都歯の理事がテレビ取材に対応する場面も見られた。