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2011年10月23日

デンタルセレブレーション 2011開催

参加者1,132名を集め盛会となる

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 さる10月23日(日)、ベルサール秋葉原(東京都)において、「デンタルセレブレーション 2011」(株式会社白鵬主催)が1,132名の参加者を集めて開催された。

 メインホールでは、まず「何のためのインプラント治療か」をテーマに、武田孝之氏(東京都開業)が一口腔単位ではなく、一全身単位で歯科医療を考えるべきであると提唱し、安達恵理子氏(千葉県勤務)は現在の問題点から病気を予想し、未然に防ぐことも歯科衛生士の重要な役割であるとした。

 つぎのテーマ「HAコーティングインプラントがもたらす臨床的有用性」では、石本光則氏(東京都開業)がHAインプラント周囲の辺縁骨量の変化に焦点を当てた講演を行い、森田耕造氏(大阪府開業)は審美領域におけるHAインプラント抜歯即時埋入の指標を示した。

 午後の「安全で確実な上顎洞挙上術はあるか」では、萩野幸治氏(日本耳鼻咽喉科学会)が耳鼻咽喉科専門医からみた上顎洞底挙上術についてその適応と注意点を述べ、嶋田 淳氏(明海大教授)は自身の豊富な経験から得た術式詳細を動画も交えながら紹介した。末竹和彦氏(長崎県開業)はとくに安全な歯槽頂アプローチによるリスクについて言及した。

 最後のテーマは「理想的なインプラント上部構造を求めて」で、最初に大山儀三氏(埼玉県開業)が予知性の高いインプラント治療に必要な上部構造について歯科技工士の立場から意見を述べた。続いて山崎長郎氏(東京都開業)が、審美修復治療のための外科と補綴の連携について症例を供覧しながら講演した。武田孝之氏は上部構造には長期性と易改変性を有していることが必要と説き、林 揚春氏(東京都開業)は上部構造の咬合面マテリアルの選択について述べた。

 また、別会場では歯科衛生士、歯科技工士、若手歯科医師向けに充実した内容の講演が行われた。