2026年6月号掲載
COLUMN Another Side
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2024年5月号」より抜粋して掲載。
「三国志」は,古代中華に存在した後漢王朝の末期から魏,蜀,呉の三国が争覇した約100年の混迷期を記した歴史書(正史)であり,主な出来事と人物に焦点を充てて簡素にまとめられている.最終的に三国を統一した晋(西晋)王朝の官僚・陳寿が争乱後の西暦280年前後に編纂したとされ,後に注釈や小説化(三国志演義)されたことで登場人物の活躍が多くの人々に受け入れられるようになった.
8世紀頃にはすでに日本に伝来し,現在では小説のみならず漫画,映画,アニメ,ゲームをはじめとした数多くの作品が存在し, 1つのジャンルとして定着している.また,現在の三国志を題材にしたコンテンツのなかには正史や演義に対して時代や人物設定が大きく改変されているものも多く,好き嫌いは別として多様な楽しみ方が存在する.