2026年8月10日掲載
それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法
第20回 舌の突出状態と口腔機能問題の相関
口腔機能の問題が舌の突出状態に表れる
前回は、舌の突出具合を見ることが顎口腔機能の簡単なスクリーニングになることについて解説した。顎関節は、人体の他の運動器にはない特異性を有する。顎関節症や成人の口腔機能障害であるかくれ顎関節症をはじめ、私が提唱する「口腔機能変調症」を扱うにあたっては、運動器としての顎関節の特徴を考慮した対応が求められる。
第17回で解説したような症例と同じ整体院から症状が改善しない顎関節症の患者さんが再び紹介されてきた。患者さんは開口障害があり、その改善のための指導がなされていなかったため、今回は口腔機能の左右差が舌の突出状態に変化を与えているのではないかと思われた症例を紹介する。