2026年6月号掲載

私の道具箱 Lisseトリプルローラー

私の道具箱 Lisseトリプルローラー

※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2026年3月号」より抜粋して掲載。

はじめに

 顎関節症,とりわけ咀嚼筋痛障害に対しては,初期治療として保存的理学療法が推奨されており,顔面の筋マッサージが重要な役割を担っている.しかし,徒手によるマッサージは技術習得に専門知識を要し,患者の習熟度に依存しがちである.とくに高齢者や関節疾患を有する方には,自己管理が困難という声が多く寄せられている.

 そこで当科では,ニプロ株式会社と東京大学医学部附属病院との共同研究による「次世代に向けた革新的医療技術・機器の開発」に参画し,顎関節症の咀嚼筋痛障害で悩んでいる患者に使用してもらいたいと考え,マッサージ器「Lisseトリプルローラー」(図1)を開発したので,本稿で紹介させていただく.

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