トピックス 2008年1月27日掲載 審美補綴&インプラントのための解剖学 <b><font color='green'>UCLAインプラントアソシェーションジャパン 特別講演会</font></b> 後で読む さる1月27日(日)、ゲートシティ・ホール(東京都)にて、UCLAインプラントアソシェーションジャパン(菅井敏郎会長、東京都開業)主催による特別講演会「審美補綴&インプラントのための解剖学」が、参加者約60名以上を集め開催された。 はじめに、菅井氏が「インプラント治療の最近の動向」と題した講演を行い、インプラント治療の歴史と変遷に触れるとともに、治療期間の短縮が期待できる即時荷重などの術式や次世代の表面性状など、最新のトピックについて言及した。 続いて、山崎長郎氏(SJCDインターナショナル会長)が「審美補綴を成功させるポイント」と題した講演を行い、インプラント治療を含めた審美領域における補綴治療のポイントを、症例を供覧しながら詳説した。また、酸化アルミナやジルコニア、最新の印象材などのマテリアルに関するトピックを紹介し、実際の臨床における操作性などについて述べた。 最後は、阿部伸一氏(東歯大准教授)が「インプラント治療のための解剖学」と題した講演を展開。インプラント手術における偶発症のリスクを回避するには、顎骨が吸収した無歯顎における神経や血管、口腔粘膜の解剖学的位置と特徴を把握することが最重要であると述べた。豊富な資料を交えた氏の解説に、聴講者は一様に満足の表情を見せており、本会は盛況のうちに幕を閉じた。